ボランティア活動で大切な3つのこと3 THINGS

像力

相手のことを考え、思いやることです。

世の中にいる多様な立場の方々(ex.しょうがいを持っている方、外国から来られている方、LGBTの方、女性、子ども、高齢者)に立って、災害支援を考え、協力者をつなぎ、日常生活を取り戻せるよう支援をしていく、多様な支援をするための想像力が必要です。
また、災害を自分事として捉えられる想像力も必要です。

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自分で立ち上がる力が弱い人には手厚い支援を、自分で立ち上がる力がある人にはその力に応じた支援を、という考え方です。

一般的には誰でも同じような支援をしなくてはいけないという考え方が強いです。しかし、日常を取り戻す力は、その人たちがおかれている状況により多様です。「より支援が必要な人に手厚い支援を」という「公正」の考え方は、支援の際の基本的なマインドとして大切なことです。

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続性

被災地の大学としてできる「息の長い」支援活動です。

被災地以外(とくに県外)からの支援は、時間の経過とともに少なくなっていきます。しかし、被災地では、例えば住環境が避難所から仮設住宅、災害公営住宅へと変化していく中、支援のニーズが変わっていき、継続的な支援が必要となります。
また、時間の経過とともに被災後の生活環境の変化による「関連死」が増えていくことがわかっています(熊本地震の関連死は直接死の4倍です)。
こうした被害を抑えるためにも、被災地の大学としての継続的な支援が必要です。

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